人に教えることは難しい 困難な引き継ぎ作業を上手く運ぶためには
他人に自分の仕事を教える。
これって、地味に難しいことですよね。
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当ブログで何度か触れてきましたB夫さん。
彼の引き継ぎを見ていて、改めてその難しさを実感します。
B夫さんは「数字に出ないし面倒くさいが運営に欠かせない大事な業務」の多くを担っていたので、その引き継ぎがえらいことになっております。
誰かひとりに短期間ですべてを引き継げる量ではないので、数人に分散される見込み。
なのですが、分散後の業務量を見てもまだシンドイくらいです。
通常業務の合間で全部こなさなければいけない感じのものばかりですからね。
これらをすべてひとりに任せきっていたというのも組織的には問題だと感じています。
B夫さんが長期入院したらどうするつもりだったのでしょう。
もう10年以上、ずっとこんな感じだったらしいという事実がまた恐ろしい。
まあ、私はただの非正規ですからあまり義理もありませんし、組織形態がどうこうと指摘するつもりはないですが、重要機密に関わる業務まで非正規の下っ端に回しちゃうなんてこの会社大丈夫なのかなぁと思わざるを得ない心境です。
そう。何を隠そう、私も分散引き継ぎさせられる人間のひとりなのです。
助けてー。
それに伴い、私も己の業務の一部を他人に引き継ぐという実に非効率的なことをやっているわけなのですが、これが難しい。
予定外のことなので、まず引き継ぎ資料を特急で作らねばならないのがシンドイ。
そして、口下手コミュ障なので人に教えるという行為がとてもシンドイ。
さらに、自分が別業務も並行して引き継ぎを受けなければならないのがシンドイ。
口下手コミュ障なので人から教わるという行為もとてもシンドイ。
誰とも喋りたくない……仏よ……何故私なのだ……。
そんな心境ではありますが、実は、悪いことばかりでもありません。
B夫さんの引き継ぎを受けていると、教え方が上手くて勉強になるんです。
特に素晴らしいのが、相手に合った教え方をしている点。
分散引き継ぎ対象は私の他にも数名いるのですが、教え方を各々に合わせて上手いこと変化させているんですよね。
お喋り好きで習うより慣れろタイプの方には、雑談を多目に混ぜながら口頭説明のみで「じゃ、やってみてね」とサックリ振っていく。
慎重でキチキチとしたタイプの方には、手順の一から十までを実地で一緒にやってみて「じゃ、今度は一人で最後までやってみてね」と振る。
メモらないと覚えられないタイプの私には、メモが終わるまでしっかり待ち、自分の説明と私のメモ取りがちゃんと終わってから「じゃ、やってみてね」と振る。
などなど。
素晴らしい。
自分が引き継ぎ継がれを同時に行っているからこそ実感できる、この上手さ。
ただ、自分にできるかと問われれば、ハッキリ無理だと言わざるを得ません。
自分は勿論、他の引き継がれメンバーが行っている他者への引き継ぎを見ても、B夫さんほどスムーズにいっている人は誰もいません。
その人に適した説明をする。
言葉にするとたったそれだけですが、それがとても難しい。
人は、自分ができている事柄の半分も伝えられないものです。
教わるのも難しいですが、教えるのはそれ以上に難しいんですよね。
指導の立場に就いたことのある方・一度でも引き継ぎをしたことがある方であれば、これが如何に大変なことかは理解していただけるかと存じます。
B夫さんの引き継ぎ様子を見ていると他にも気付くことがあります。
怒らないことと、圧迫感を与えない話し方です。
些細なことと思うなかれ。これ、とても重要。
人間は忘れる生き物です。
慣れてしまうと出来ない人の気持ちなど忘れてしまうもので、どうしても上から目線になってしまいがちです。
私も(なんで事務がコピペすら出来ないんだよーギー!)とイライラしてしまうこともあるのですが、怒ったところで相手ができるようになるわけじゃないんですよね。
そのエネルギーを引き継ぎ作業に注ぎましょう。
また、威圧感を与える行為は教える側にも教わる側にもマイナスにしかなり得ません。
まず、負の感情を受けるとどんな人間でも物覚えが悪くなることがひとつ。
相手の飲み込みが遅くなるので、単純に引き継ぎ効率が悪くなってお互いに損です。
そして、「教えてやってるんだから」的な態度でいることの弊害がひとつ。
どんな事情であれ、傍から見ていてプリプリしている人には辟易してしまうものです。
その人の価値まで下がってしまいますし、周囲の雰囲気も悪くなります。
人は、意外と見ているし、聞いているものです。
B夫さんほどの地味にスゴイ人材には、なかなかお目にかかれないと感じています。
なので、引き継ぎ以外の面でも、彼の勇姿はしっかり胸に刻んでおきます。
活かせるか否かは分かりませんが!(弱気)
そんなわけで、しばらくは通常業務の合間に引き継ぎ継がれで多忙になりそうです。
引き継ぎ資料ゼロなのは辛いですが、良い機会だと思って頑張ります!
るろうに剣心一挙放映アンケートの偏りがスゴイ
るろ剣一挙放映、先日やっと見終わりました!
仕事でゆっくり視聴できないことが多いので、タイムシフトでのんびり鑑賞しました。
タイムシフトのような機能は、社会人にとってありがたいものですね。
久しぶりに見たわけなのですが、相変わらず面白かったです!
やっぱり武士と刀にはロマンが満ち溢れておりますよ。剣心カッコイイなぁ。
宗次郎戦、あの時助けてくれなかった云々の振りが無茶振り過ぎていつも笑います。
たまには怒っていいんだぞ、主人公……。
あと、あれです。
るろ剣の「敵を倒してめでたしめでたし」で終わらないところがとっても好きです。
懐かしくて、続編らしい北海道編のコミックも買ってしまったくらいの勢いでして。
そちらも面白かったので、詳細は今度また改めて別記事にしたいと思います。
そういうところも戦闘も、諸々引っくるめて本当に面白い一挙放送だったのです、が!
京都編までと以降の落差、凄まじかったですね!(正直)
アニメって人誅編やってなかったんだっけ?
っていうかアニメの京都編後の話、内容ほとんど覚えてないぞ?
あれれ~?(CV高山みなみ)
コメントをみるに、他にも似たような感想の視聴者さんがチラホラいたようでした。
いやぁ、おかしいな。当時、確かに見ていたはずなのに。
本気で記憶になくて不思議です。あんな魔法合戦あったっけ……?
でも、面白さって100%個人の主観にすぎないしね。
なんて考えつつ、とりあえず数値を見てみようということで、簡単に調べてみました。
上記のwikiより、一部の数値を参照させていただきました。
知らない方のために説明しておきますと。
ニコ生アニメアンケートとは、ニコニコ生放送で放送されたアニメ作品の放送終了後に行われる視聴者アンケートのことです。
アンケートは五段階評価で、『とてもよかった』を表す『1』~『よくなかった』を表す『5』となっており、視聴者ひとりひとりが選択できます。
以上。
そのアンケートを、先日のるろ剣一挙で行った結果の一部が、こちらです。↓
放送日(内容) 評価1 2 3 4 5
2019/06/01(東京編の最初の方) 87.9 9.4 1.7 0.2 0.8
2019/06/09(京都編の中盤~終盤) 94.3 4.3 0.5 0.5 0.4
2019/06/23(アニメオリジナル) 32.0 16.8 18.3 12.5 20.5
アニオリだけ露骨な評価割れ&評価落ち。
偏りがスゴすぎて、不覚にも笑ってしまいました(なにわろ)
アンケートに限ったことではありませんが。
収集数値や統計の類では、たとえ公式が正式に行った実際の数値だとしても、数字をそのまま鵜呑みにするのは危険だったりします。
記事違い故ここでその詳細な理由は述べませんが、不特定多数が制限なく参加できるものであればあるほど、危険度は更に上がったりもします。
ですが、悲しいかな、上記のアンケートは割と信憑性のある結果だと思います。
同放送である東京編・京都編と比べてもあからさまに評価が異なる上に、激しく評価点が別れている(1~5の分布)ので。
「評価1が100%」とか「評価5が100%」といった結果は(不正のない実際の数値だとしても)受け取るには信憑性のないものですが、この割れ具合はなかなか信用できます。
うーん。やっぱり最後の方の魔法大戦回がトドメだったのだろうか。
別作品として放送したら結構面白そうな感じもあったのですが、如何せん……。
一応フォローしておきますと、勝海舟の回は普通に面白かったです。
アニオリではなく小説原作の回らしいですが。
いま、人誅編だけ再アニメ化したらどうなるんでしょうね。
恐怖と妄想で震えながらワクワクしてしまいます。
コミュ障にありがちなこと
こんにちは。コミュ障の渋谷です。
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私はコミュニケーション障害、いわゆるコミュ障と呼ばれる類の人種です。
小さい頃から人と話すのが苦手を通り越して嫌いです。
そして毎日が一人楽しすぎてエブリディ。
このコミュ障にも色々とレベルや種類があります。
本日は、喋らないタイプである私の場合をご紹介したいと思います。
話しかけられると絶望する
そして返答は「あっ」から始まります。
「あっ」「えっと」はコミュ障御用達の接頭語。
会話の内容が自分に分かるものであれば心拍数が上がって冷や汗をかく程度で済みますが、分からないものだと絶望度は会話が続く限り累乗されていきます。
日常会話や雑談が生理的に無理
無理。無理無理。無理なものは無理。
うっかり話を振られてしまった日にはさぁ大変。
「分からないです」などで会話を打ち切ることが出来れば致命傷で済みますが、どんな返答をしても完結させられない場合はこの世が地獄に変わります。
自称コミュ障の堂々たる「俺コミュ障なんだよね」宣言に殺意を覚える
いるんですよね。こういう奴が……(ガチギレ)
喋れないタイプのガチコミュ障は、冗談でもそんなことは言えません。
言うとしたら、学校や会社を辞める直前とか、人生に絶望して身投げする前日とか、そういう場面になります。
割と真面目に。
失敗会話があった日は脳内反省会
寝る前に一人反省会はコミュ障の常識といっても過言ではないでしょう。
年をとってからはもう諦めましたが、私も子供の頃はよくやっていました。
で、あの時こういう返しをしておけばよかったなぁとか悶々として眠れなくなるやつ。
初対面や二度と会うことのないであろう人とは普通に話せる
不思議。なんなら笑顔で対話できる奇跡。
この現象は何なんでしょうね。
道聞かれたときですとか、店員さんなんかとは気安く話せる謎。
多分、気にしなくていい&会話時間が短いと分かっているからなんでしょうね。
道で知り合いを見つけてしまうと全力で知らないふりをする
絶対に視線を合わせず、気付かれぬまますれ違うように、全神経を注ぎます。
もっと力を入れる人は、相手に気付かれる前に道を変えて遠回りするそうです。
残念ながら、私は反応速度が遅いのでそれができないんですよね。
あ、あの人は……! と、気付いたときには大体回避距離が残っていない悲しみ。
誰もいない場所を見つけるのが天才的に上手い
校舎やビルなどのごみごみとした空間でも、人が寄り付かない場所を見つけられます。
誰もいない場所って落ち着くんですよね。
私はその昔、会社にテレビ局が取材に来た際に、仕事も帰宅もできない時間をそういった空間で逃げ切った実績があります。謎のドヤ感に浸っていたら、別部署に似たようなタイプの方がいて同じ逃げ切り方をしていたと後で知り、非常に驚いたものです。
誰とも会話しないため、関わらないために全力を尽くす。これもまたコミュ障。
コミュ障あるあるは、挙げれば枚挙に暇がありません。
幼い頃は人と一緒にいたくないことすらもコンプレックスだった私ですが、今では自分の個性として自ら楽しんでおります。(困ることも勿論ありますが)
コミュ障だからこそ人に伝えられることだってあります。
下記はそのひとつ。コミュ障だから分かること・出来ることもあるものです。
今はネットで色々調べられる時代になりました。
自分だけがコミュ障ではないと分かれば、多少は不安も和らぎますよね。
心の休息と暇つぶしを兼ねつつ、少しでもあるあると思っていただけたなら幸いです。
終わり。
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労働に対する価値観の変化を感じた話
職場の人が退職することになりました。
十数年選手のベテランさんです。
別部署の私視点ですら、支店にとって欠かせない人だよなぁと思えていた人です。
というか、B夫さんです。
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B夫さんの苦難の一部は以前のブログ↑でも少し触れていますので、お暇な方はご参照下さい。
身も蓋もないまとめをしてしまうと、本社の人事に新卒の現場教育ぶん投げられた気の毒な方です。
あのあと色々と……本当に色々とありまして。
何故か本社から偉い人がやって来たり、直接関係ない私まで何故か休日出勤で会議に出席させられたり、何故か新人さんの移動先の別支店と一触即発のムードになったり……
なんと言いますか。
大きい会社って、非効率通り越してもはや意味不明レベルなことやるの好きですよね。
これってトリビアになりません?
部署違いの自分ですらしばらくウンザリな日々だったので、指導担当者として本社にあれやこれやと言われていたB夫さんの気苦労たるや。
傍目にもメンタルやられていたように見えたので、ちょっと心配ではあったのですが。
それでも、辞めるとは思ってなかったので驚きです。
ですが、B夫さんが単に絶望して退職するわけではないことにも驚きました。
B夫さん曰く、これからはひとつの企業に身をやつしてガムシャラに働く時代ではないので、家族と一緒に自分らしい生き方が出来る働き方をしていくのだそうです。
失礼ながら、年配の方、特にブラック度の高い業界・会社に長いこと勤めてしまった方は、そういう考え方はなかなかできないものだと思っていました。
自分より年上の方たちが価値観を変化させてくれるのはすごく嬉しいです。
そして、時代の流れを汲んだ上で実際に行動に移せるのはとても素敵だと感じました。
やっと、過酷な労働状態に対する価値観が変化してきているのかな、という現実を目の当たりにした気がします。
こういうのって、どれだけニュースやネットで騒がれていても、自分に影響がなければ存在しないも同然です。
自分の目の前に現実として現れて、やっと変化を感じ取れるのですよね。
縁の下の支柱が去ってしまうのは心もとないですが、それでも嬉しい出来事でした。
環境も、社会も、誰かひとりではなくひとりひとりが作るもの。
ブラックだ労基違反だと騒いだところで、結局は皆が認識を改めなければ永遠に古い価値観のままなんですよね。
事態の好転を他人任せに祈るのではなく、自分も行動していきたいと感じた次第です。
おわり。
最近キレなくなったなぁと思い込んでいた自分日記に見せかけたるろ剣ダイマ
ここ数年、所謂「キレる」という機会がめっきり少なくなりました。
イライラすることはあります。
怒ることだってあるんです。
先日の年金崩壊ポロリにも腹が立ちましたし、っていうか現在進行系で胸糞ですが。
ただ。
この頃はなんというか、ブチギレるようなエネルギーが湧いてこなかったんですよね。
なかなか「もう我慢ならねぇキエエェー!」という状態に達しにくくなっている。
自分は短気なもので、よくキエエエな状態になっていたクチなのですが、最近はほぼ常時↑画像の猫みたいな感じになっていました。
それが、少し不安でした。
「穏やかになってよかったじゃん」と思われる場面なのかも知れません。
「いやいや大人なんだから当たり前でしょ」と言われることかも知れません。
実際、己の成長として嬉しい気持ちもあるにはあるんです。
いい年こいた大人が一々ギャーギャーキレていたら、ぶっちゃけ見苦しいですしね。
それでも。
口には出さずとも事あるごとにブチブチプリプリしていた自分という人間を考えると、落ち着きすぎるのは、それはそれで言い知れない不安にもなりまして。
私は、他人のミスを自分のせいにされるのが非常に許せない気質です。
誰しも働いていれば一度や二度は経験することですし、別に働いてなくてもよくあることでもありますが、そんなこと言っても嫌なものは嫌です(真顔)
ですが先日、妙な勘違いをした上司に(他人のミスを)責任持って訂正しとけと振られた時、全然怒りが湧いてこなかったんですよね。
(´-`).。0(ああその認識ズレを説明するのはとんでもなく骨が折れるぞ誰が訂正しても支障ないから私が直しておけばいっか早く帰りたいし……)
で、さっさと片付けて終わらせてしまったわけです。
マジョリティ日本人から見るとごく普通な気もしますが、昔の自分を考えると我ながら薄気味悪さすら感じる対応でした。
一文の得にもならなくてもそういった部分は絶対に譲れなかったし譲らなかったのになぁ、と一抹の寂しさもよぎりました。
そして、単に感情が疲弊しているだけなんじゃないか? と不安にもなりました。
大人になったんじゃなくて、ただ何事にも無頓着になっているだけかも知れない……
単に子供の頃の情熱が薄れてしまっただけなんじゃないか……?
それって本当に良いことなんだろうか……
もしやまた精神がやられてきてるのでは……?(※昔やられている)
怒りという感情はエネルギーを使うシロモノです。
それでいて、なかなかプラス方面に作用しない厄介な気持ちでもあります。
だから、いちいちカッカしなくなったのは間違いなく良いことではあるんです。
けれど、自分のポリシーに反することにすらどうでも良くなってしまったのかと思うと、寂しいやら不安やらでなんとも言えない気持ちにもなるんですよね。
そんなアンニュインな気持ちの中、中学時代の友達と十数年ぶりに再開しまして。
友「何回見ても志々雄真が正義だよねー。剣心腹立つわー」
私「アァッ!?(ガタッ)」
久しぶりにブチギレてきました。
人間は簡単に変わらないものだなぁ、と、非常に安心した次第。
人生困ることも多いですが、欠点だらけの自分が好きなのでこのまま生きていきます。
そんなわけで、アニメるろうに剣心、ニコニコ動画で(分割)一挙放送中!
名作は何度見ても名作ですね。
二重の極みを練習した同世代の皆様、リアタイで見られずとも放送予約もできる便利な時代ですので、お時間があれば是非是非ご覧くださいませ!
当時のリアルでも今のネットでも、登場人物どころか好きなエピソードや練習した技すらなかなか被る人が少なくてちょっと寂しい。
スコップで土龍閃の練習した人、絶対他にもいると思うんだけどなぁ。
年金崩壊 金融庁認める
自力で生きてね(金は取るけど)、ということらしい。
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「少子高齢化で年金の給付額の維持が困難だと政府自ら認め、国民の自助努力を求めた形だ。」
※YAHOO!ニュースより
>>>国民の自助努力<<<
なんかこう、鬱病の人に頑張れって言ってるこの感じですよ。
男性65歳以上女性60歳以上の夫婦の場合、年金収入のみでは月5万の赤字だそうです。
足りない分は貯金崩して頑張ってね、とのこと。
年金で全然暮らしていけないって、それもう年金制度崩壊してますよね。
誤解するな足りないのは一部だけだ、と頑張ってる人もいるようですが。
いやいや、一部だけでおさまってるのは今だけだから。
このご時世、既にギリギリ生活という方も少なくありません。
勿論、全員とは言いませんけど、結構な割合の人がもう何かしら努力をしている時代だと思うんですけどね。今って。
カツカツ収支の中、支払った分すら貰える見込みのない年金を強制徴収される上に、この言われよう。
これ以上何をどうしろと言うのか。コレガワカラナイ。
投資なりなんなりで稼げと言いたいのだろうなぁ、そんな余裕すらない人のことなんて考慮外で。そりゃあ無敵の人も増えるでしょうよ、というのが率直な感想です。
ニュースの字面見て終わるにはあまりにも遺憾だったので。
金融庁掲載のデータまで見にいってみましたが……感想は変わらず。
※金融審議会「市場ワーキング・グループ」(第24回)の資料より。
本当に投資推奨していて笑います(なにわろ)
資産寿命を伸ばせと言っても、誰でも簡単に始められるものではありませんよね。
ですが、知識がない人向けに国で周知対策を検討しているようには感じません。
というか、そもそも元手(や時間)がない人の存在無視してますよね。コレ。
一応フォローしておくと、この資料は特段国民に向けたものではありません。
なので、金融サービス提供視点寄りなのは分かります。
分かりますが。そこを考慮しても尚もうアカンのだなぁという絶望感。
高齢者について触れている箇所もあるのですが、
同、※金融審議会「市場ワーキング・グループ」(第24回)の資料より。
他国より元気だから他国より働き続けられるはず、って、どうなんですかね。
「現時点での高齢者はそうなんだ」という前提らしいですが。
それですら納得いかないなぁ。
意識面の項目でも、身近にいる人達の話を聞いていると大きな違和。
特に受給年齢段階引き上げを食らっている世代では、「本当は日曜大工とかしてまったり暮らしたかったけど受給金額減らされたくないから65歳までしかたなく頑張る」って人が多いんですけどね。
60歳から65歳に受給開始年齢を引き上げると決定したときから、当時の馬鹿者若者なりに感じていたことがありました。
個々の定年後の余暇を制度改革の余波で勝手に奪うのは如何なものか、と。
おそらく、60歳受給のライフスタイルを描いてた人にはとんでもなく迷惑だったことでしょう。
そんなこんなで、以前から年金制度には不信感溢れてましたが。
これを期に、年金は絶対にもらえないけど強制摂取はされると断定して考えることにしました。
前から分かりきってたことだろいい加減にしろ系のツッコミは禁止ですぞ。
まあ、絶望しているだけでは始まらないので。
とりあえず、出来るところから資産運用モドキの勉強をしていかないと、ですね。
財布を締めるだけでは無理だと直々に明言してくれたわけですし。
それにしても。
勉強する余裕のない人 のことはどうするつもりなんだろうか?と、疑問は残ります。
自分は一時期、過労で倒れて動けなかったり、鬱にかかって何も出来なかった時期がありました。幸い、今は自力でパソコンを開いて調べ物も出来ますし、なんとか働けるようにはなりましたが……
そういった人間も決して少なくない中で、「国の力不足分を自助努力でなんとかしてくれ」というのはあまりにも無責任ですし、暴言にすら感じます。
進む高齢化社会と現行年金制度の矛盾は以前から指摘されていたことなのに。
ムっとすることすら出来ず無敵状態になってしまう人を増やすようなことはしないでほしいですし、年金に限らず国の施策は最後のセーフティにもなることを忘れないでほしいですね。
終わり。
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ブラック企業の特徴9+α
以前ブログに書きました新卒さんが、颯爽と退社したそうです。
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予想はしていましたが、はえーよホセ。
詳細は省きますが、そこからまたなんやかんやとありまして。
昔いたブラック企業のことを思い出したり、色々と感傷にひたっておりました。
こんな会社も本当にあるんだよ、という注意喚起として。
過去に経験したブラック企業の特徴をまとめてみたいと思います。
すべて自分と元同僚の実体験に基づくものなので、そこはご了承下さい。
①ブラック臭満載の風習
学級目標みたいなしょーもない社訓を何個も暗記させられる。
それを毎日毎日、朝礼で無駄に大声で読み上げさせられる。
古株「昔はこの後ラジオ体操までさせられたんだぜ」
ブラックあるあるですよね。
他にも、始業前の大掃除や社長のパシリ等、バリエーション豊かです。
②理不尽なまでの 精神論>論理
インフルエンザにかかりました→「自己管理が足りん!」
ノルマに届きませんでした→「根性出せ!」
台風で出社出来ません→「気合だ!」
どんな時にも「気合不足根性不足」で片付けるのはブラックの合言葉です。
懇切丁寧に理由を説明したところで聞く耳など持ってくれません。
なのに、イチイチ何故出来ないのかと詰め寄って反応を求めてきます。
会話が不毛すぎる……。
③残業が多い
繁忙期はどうしても数時間残業しないと間に合わない、ではありません。
常習的に毎日何時間も残業が発生する、しかもそれが当然というのがブラック。
創意工夫や社員の努力ではどうにもならないレベルで常習化している状態です。
参考までに法律上の上限を。
今年になって法改定されまして、残業時間の上限は月45時間です。
(※特別条項該当等の例外を除く)
週5勤務の場合でザックリと考えますと、1日の残業時間は2時間でギリギリです。
ブラック企業では絶対守れません(断言)
④従業員は家族
会社とは家のようなものである。
したがって社員は家族も同然である。
シラフで、かつ本気で、社長がそんなことを宣い出す日常。
私が経験したものの中では、ある意味これが一番怖かったです。
洗脳宗教ってこういうものなんだろうな、と震えました。
ブラック企業の経営者にとって、家族とは馬車馬のことらしい。
⑤残業代は出ない・出る場合は福利厚生アピ
一昔前より世論が敏感になったせいでしょうか。
最近は残業代の出ない会社も(表面上)減少傾向です。
しかし、ブラック企業は残業代が出る場合にもブラック臭を放ちます。
よくあるのが、さも素晴らしいことかのように福利厚生欄でアピール。
そういう会社なのね、とお察しください。
⑥圧倒的離職率
新卒既卒問わず、入社後1年で退職なんてザラ。
早い時は3日でいなくなる、なんてことも。
新人が突然来なくなっても誰も驚きません。
で、穴埋めに人をドンドン雇うんですよね。
辞めて、入れて、また辞めて、さらに入れて――
なんでしょう。あの、ザルに延々と水を流し続ける光景。
増やす前に定着させてくれよ……(現場の悲鳴)
⑦有給は使えない
有給使いたいです、なんて言える空気はどこにもありません。
誰も使えないせいで申請の上げ方すらわからない、なんてことも。
保有期限を過ぎた分が年々消えていきます。
私は退職時に残有給を全部消化できているので、まだ良い方なのかも?
一度でもブラックに染まってしまうと思考が↑こうなります。
抜けた後も後遺症は残るので、まだ染まっていない皆さんは気をつけて下さいね。
⑧人間関係がヤバイ
人が居着かないので、残るのはブラックを耐え抜いた固定メンバーばかり。
そんな集団になると、ちょっと信じがたい人間関係も生まれやすいのです。
罵詈雑言が日常茶飯事の、軍隊のような縦社会。
お局が絶対権力者のような、大奥の如き世界。
ブラックにも色々種類があって、④のような方向にヤバイ会社もあります。
共通するのは、新しい風が入らないので倒産するまで変化せずそのままということ。
一番のヤバさはそこにあるのかも知れません。
⑨あの手この手で屁理屈をこねる
必死にブラック臭をごまかそうとするのですが、それが何よりのブラック証左。
よく見かけるものだと、みなし残業・固定残業制度での残業代ごまかしですね。
諸手当で基本給を限界まで下げて賞与節約、なんて設定もブラックあるあるです。
開き直って100%嘘求人を出す系ブラックもありますが、堂々嘘をついていても、一度指摘されると忽ちブラックは見事な屁理屈を披露します。
場慣れしているのか、ブラック企業の対応役は無茶な理屈で煙に巻くのが上手いです。
その力をもっと世の役に立ててくれ……。
α 「タイムカードがない」はブラック要素ではない
ブラック企業の非特徴として、ここは強く主張しておきます。
ホワイト寄りの会社に勤めたこともありますが、タイムカードは存在しませんでした。
なんと。基本、事務所に置いてある出勤簿へ自己申告!(手書き)
それでええんかい! と最初は驚いたものです。
ですが、残業は滅多にないし、あった分は記載すればしっかりもらえていました。
そんなガバガバ体制でも誰一人嘘申告していなかったであろうという平成の奇跡。※
そもそも、厳密には、会社にタイムカード設置の義務なんてないんです。
上手く扱えているか否かが問題。
タイムカードに限った話ではありませんが、建前より実態のほうが大事なんですよね。
以上。
自分が経験してきた中で、よりブラック特有の破壊力で悪質さの強いものを優先的にピックアップしました。
他にも、公私混同の強さ・公然と蔓延するイジメ等もあるある項目ですが……
その辺は必須事項だと思っています。
悲しいですが、比較的普通の会社でもよくあることですしね。
商品を強制的に買い取らせる、というのもよく聞く大きなブラックポイントですが、これは私が未経験なので省いています。
この世界にはブラックポイントが多すぎる……。
※ 何故分かるのかと言うと、その会社では自分が給与チェックも担当していたからです。一瞬の繁忙期以外、誰も残業代もらってなかったので。
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